向かいのマンションの住民からの嫌がらせを法的に阻止することは可能でしょうか?




初めまして、麻生と申します。初めてのことで何もわからず相談させて頂きます。

知人が商店街に店舗を借り、営業をする為に改装工事を始めました。職種は個人でシルバージュエリーや革製品を製造、販売しております。

ブランドイメージの為古いバイクに乗っており、車検は通っておりますが、エンジンをかけるとそれなりの音が出ます。

バス通り沿いの商店街ではありますが、マンションも建っており、向かいのマンションの住民からバイクの音がうるさいと、頻繁に警察に通報が入るようになりました。

引っ越してから2年間続いております。

また日中に店舗改装作業をしていても通報され、作業を強制的に中断させられ、営業出来ない状態になっております。因みに最近建設中のマンションがありますが、道路封鎖と作業は深夜でも行われていました。

バイクのエンジンをかけると『うるせー、バカヤロー』と怒鳴られたり、エンジンをかけていないときにも警察が来るなど、友人は精神的にもダメージを受け、偏頭痛で通院している状態です。

1、嫌がらせを法的に阻止することは可能でしょうか?
2、営業出来ない期間、ストレスにより作成出来ず損失を受けた金額の損害を、補償させることは可能でしょうか?
3、また別の問題なのですが、私は妻ではありません。
友人(彼)は仕事とストレスにより、この問題を(裁判を希望しておりますが)私に一任したいと申しております。事実上他人である私が申し立ててもよいものでしょうか?

サイトで拝見した役所にも相談したいのですが、私は住んでいる場所も違うので取り合って頂けるものなのかと…

お手数をお掛け致しますが、ご回答をお願い致します。

(質問no.242 お名前:麻生さん 東京都)




嫌がらせなのかどうかの客観的な判断を。

麻生さん、はじめまして。当サイト管理人の北条たかとです。

嫌がらせを法的に阻止することは可能でしょうか?

まず受けている言動が嫌がらせなのかどうかを客観的に判断する必要があるでしょう。

エンジンをかけるとそれなりの音が出ます。

また日中に店舗改装作業をしていても通報され、作業を強制的に中断させられ

これらの事から、実際に受忍限度を超える程度の騒音を出している可能性も考える必要があります。(勿論、文面だけでは判断できませんので、可能性としてですが)

工事自体やそれに伴う騒音、振動、粉塵等も現実問題として止むを得ないとしても、近隣住民からすればどのような騒音・振動等も許されるというのであればたまったものではないので、この点は客観的かつ冷静な判断が必要となってくるところです。

営業出来ない状態になっております

仮にお店の工事が受忍限度を超える程度の工事騒音を出している場合はストップせざるを得ません。

因みに最近建設中のマンションがありますが、道路封鎖と作業は深夜でも行われていました

一口に工事といっても被害の防止措置を執っている工事(騒音・振動の少ない工法で、現場に防音シートを張り巡らす等)と、そうした措置を執っていない工事では当然、騒音の程度に違いが出て来ます。

この点は頂いた文面からでは具体的な事情が分かりませんので、ご自身側の工事と、そのマンションの工事(工法)の違いを調べ、比較する必要があるでしょう。

バイクのエンジンをかけると『うるせー、バカヤロー』と怒鳴られたり

現実問題として、実際に音がうるさければそういった事を言われるのは止む得ません。

エンジンをかけていないときにも警察が来るなど、友人は精神的にもダメージを受け、

具体的にどういう事なのか、警察に問い合わせてみて下さい。何か事情があるから通報を受けて来ているはずです。

営業出来ない期間、ストレスにより作成出来ず損失を受けた金額の損害を、補償させることは可能でしょうか

既述の通り、損害を与えている方なのか、受けている方なのかの冷静な判断が必要です。(工事やバイクの騒音等の実地調査をした上でご判断された方が良いと考えます)

この問題を(裁判を希望しておりますが)私に一任したいと申しております

弁護士法という法律により、訴訟等の法律業務は弁護士以外の人間が業として(商売として)行ってはいけないと規定されています。

ですから、麻生さんがお金をもらわずにやる分には構いませんが、裁判を希望しているとの事ですから、麻生さんがそうした手続きに詳しくないのであれば委任を受ける意味がそもそもありません。

事実上他人である私が申し立ててもよいものでしょうか?

委任を受ければ手続き自体はできます。ただ、裁判手続きの知識がないのであれば委任を受けても何もできませんから、通常は弁護士さんに依頼します。

私は住んでいる場所も違うので取り合って頂けるものなのかと…

本人同伴で(というよりは本人の付き添いという形でで)行けば良いで問題ありませんので、一度そうした形でご相談なさって下さい。