まつげエクステ店の施術で目に腫れや痛みが出ました。慰謝料請求したいのですが、どうすれば良いですか?




はじめまして。

5月29日のことなのですが、知り合いのネイルや脱毛、マツゲエクステなどやっているお店に通っているのですが、そのお友達に進められて目のアイラインのアートを行いました。

ところが、左目のアートを間違ってしまいその場で少しは修正を作業はしてくれたのですが、もちろん、痛みや腫れも普通より多く、今現在は少しの色素と傷が残っております。

友人は、やる前に何かあったときはちゃんとお医者様も確保しているといっていたのですがそのようなことはなく、あせって傷を消してくれるお店を探していました。

ですが傷を消すにもまた痛みや腫れも伴いますし、1回で消える保証は何もありません。マツゲも彼女のやりやすいようになのか、はさみで切られていてとてもみっともないです。

マツゲエクステには美容師免許が必要なのですが彼女は持っていません。またお店の登録などもしていないようです。

彼女はアートの修正と主人への謝罪しか私には出来ませんといってきております。

私は友人と決別してもよいので、彼女に事の重大さをわかってもらいたいし、他の被害者を作ってほしくないし、傷、痛みに対しての慰謝料をいただきたいと思っています。

傷は私の気持ちの整理がついて、手術に不安がなくなり納得したら自分で受けに行こうと思っています。

どうしたらよいのかアドバイスをいただけたらと思います。

(質問no.618 12.08/04 お名前:吉野さん 埼玉県)




基本的には訴訟を検討すべき事案です。

吉野さん、はじめまして。無料法律相談ネットの管理人・北条たかとと申します。

今現在は少しの色素と傷が残っております。

どうしたらよいのか

まず実損害を確定させる必要があります。

その為、手術するかどうかはさておき、医師の診断を受けて、具体的にはどの程度の損害が出ているのかを客観的にしておく必要があるでしょう。

診断書をもらい、それによって証明できる損害を賠償させる形に持っていくのが基本的な処理方法です。

マツゲエクステには美容師免許が必要なのですが彼女は持っていません。またお店の登録などもしていないようです。

彼女はアートの修正と主人への謝罪しか私には出来ませんといってきております。

基本的には、不法行為に対する損害賠償請求をする事になると思われますが、当事者でのやり取りではなく、法律専門家(今回のケースでは弁護士さんが良いでしょう)に依頼をし、賠償に関する交渉をする必要があります。

当事者間では全く進展が無くとも、専門家からの通知等により相手方が賠償の方向に動く事は珍しくないので、それで賠償が為されれば、その時点で事案としては解決です。

ただ、一定の割合で相手方が賠償をしない姿勢を崩さないケースもあり、もし、今回の相手方がそのようなケースに当てはまるのであれば、最終的には損害賠償請求の訴訟を提起する事になります。

今回、どの段階で相手方の姿勢が変わるかは予測ができませんので、今の段階から訴訟を見据えて法律専門家に依頼されておく事をお勧めします。

傷、痛みに対しての慰謝料をいただきたいと思っています。

他の被害者を作りたくないから慰謝料をもらうと主張するのは無理ですが、ご自身が受けた損害に対する賠償請求は可能です。

そうした慰謝料を算定する為にも、施術によって受けた損害がどの程度のものなのかを証明する必要があります。その為に必要なのが診断書ですので、1度、診察を受けられる事自体は必要です。

手術に不安がなくなり納得したら自分で受けに行こうと思っています。

実際に手術が必要なのかどうかも、医師の診断により確定させる必要があるでしょう。