借金の一本化




借り入れを1つにまとめて返済

借金の一本化を検討する場合、借入件数が多く毎月の支払が困難であって、それを1つにまとめれば 返済していけるという場合です。

ただし、借金を1つにまとめても、元々の借金残額が多く、それに伴って利息額も多い場合は、あまり意味がありませんし、一本化した先の 利息等の契約形態も考慮しなければいけない為、気軽に取り組める方法ではありません。

特に、いわゆる「多重債務状態」に陥っている場合などは危険でしょう。多重債務に陥る前の段階で、金利が低い銀行系や信金のローンなどに 切り替えることがベターではないかなと考えます。

仮に借金の一本化をする場合でも、銀行や信金系の金利が低い商品、いわゆる「おまとめローン」系でないとやる意味が無いと主張する 法律家もいるくらいです。

又、そうした状態の多重債務者を狙った貸金業者も存在しますので注意が必要です。

借金の借り換えについて

年29.2%の利息額とは

中小の金融業者からの借金の場合、借金に対する利息はほとんど年29.2%です。これは、仮に50万円を借りた場合に1ヶ月 ¥12,000の利息がつく計算になります。(1ヶ月30日とした場合)

この数字を見て、「な~んだ、たいした事ないじゃん。。」と考えたあなた。甘いです!

これはあくまで「利息額」!50万円に対して、1ヶ月に¥12,000の利息額が発生しているんです。ですから、毎月¥12,000ずつ 返済していっても元本は減らないから永遠と¥12,000払うハメになる訳です。

借金返済を考えた場合、月利息¥12,000+αで返済していかなければ借金自体は減らないですよ。。(αの部分が元本に充当される事は説明無しでも分かりますよね?)

年29.2%→12%前後へ

これに比べて、最近、大手の消費者金融や銀行系ローンの中には、年利12~15%前後のものがあります。

単純計算で、利息額が半額以下になるわけです。

借金を整理していく中で、法律的な整理でなく、きちんと返済して片付けていきたいと考えている場合には、こうした借金の借り換えも真剣に 検討する必要があるでしょう。

注意

とは言え、安易な借り換えは絶対にNGです。借り換えをしても借金自体が無くなる訳ではありません。。今現在の契約内容、利息額、返済額、 完済までに掛かる時期を、借り換え後の契約内容と比較した上で決定しなければいけませんよ。