早くお金を返して、訴訟を起こしてもらいたくないのですが、相手の弁護士にはどう話をすれば良いでしょうか?
実家の父本人に依頼されて、母をまず引き取り2年間、その後父を引き取り1年間看てきました。それが終わったのが昨年の10月でした。
まずその経過をご説明します。
母(80歳)は6年位前に父(87歳)が運転していた同乗者で父が追突事故を起こし、通院をしていました。また圧迫骨折や腰痛もあり、健康状態が大変優れない状態で頻繁に私に電話相談がありました。
両親は同敷地内に弟夫婦も別棟で住んでいて私は嫁ぎ先の娘という状態ですから、まず弟に相談をしてもらいたい旨を伝えていました。しかし父母は弟夫婦の愚痴をこぼし、良好な人間関係ではないことを常々感じました。
弟が網膜剥離となってしまい、両親は私を頼って母の通院を希望しました。
整形、神経内科、内科で診察を受けましたが、ただの老化で様子を観る診断となりました。
そうしているうちに更に母の健康状態は悪くなる一方で微熱、手の震え、異常な発汗、無力感、鬱感情が酷く、田舎の病院ではお手上げとのことで父に都会の病院で何としてでも診察を受けて、治してほしいと私に再三再四依頼がありました。
それは医師の診断が無いのにもかかわらず父が交通事故を起こして母の体を駄目にしてしまったからという自責の念から私に頼んだ依頼でした。
弟夫婦は私が連れ出すことは心からは賛成してくれませんでしが、最後の親孝行になるかとも思い、我が家に連れてきました。我が家に来てからの母はたちまち寝たきり状態となり、つききりで私が看病し、介護申請をして要介護4となりました。
少し回復してきたので近くの神経内科に連れて行くと、田舎の神経内科では運悪く単なる老化と言われていたのが、パーキンソン病との診断でした。
適切なリハビリと投薬によってようやく歩行が可能となるところまで回復しました。
一方父は母が突然いなくなり、食事の折に弟嫁から運ばれる食事を一人で食べている日常の寂しさを訴えるようになりましたので、母を11月に引き取ってから半年後にお見舞いに来ました。
そこで父は私に弟夫婦からわがままな父親を許せないとなじられて悲しいと相談がありました。直ぐに引き取る訳にもいかず、父の訴えを弟に伝えることは父に気の毒で、老人ホームの入居等母と一緒に暮らせるような提案を持ち帰りましたが、父が説明したところ火に油を注いだように父はお金も住民票をも持って出て行ってほしいとさえ言われたそうです。
そうこうしているうちに我が家のマンション真上部屋が売りに出されたので、母が父と同居したいということで購入の申し出がありました。しかし弟は父がお金を出すことは反対でしたので、主人が子供達の将来の為にとマンションを購入して父母そして介護人の私が我が家の部屋真上の住居で生活を始めました。
引き取った父は要介護2になってしまいましたが、白内障の手術、前立腺肥大手術等が都会の設備の整った環境でできたこと、母の病名が判って健康状態が改善されたことと弟たちと和解できたことを喜んで帰って行きました。
私は父母が帰る数ヶ月間の間に今までの介護ストレスが溜まって十二指腸潰瘍、血尿と健康状態が悪化に向かい、父母が帰ってから暫くは休養と治療が必要となりました。
やがて動けるようになってから父母から委託されていた通帳の記帳等しようと郵便局に出向くと父母の通帳は紛失届が出されているとのことで、驚いて父に確認をしたところ私から何も連絡がないので出したとこちらに依頼したことと別の事を郵便局員から知らされて驚きました。
また、父がが別口で医療費等に使う予備金として2000万円を私の銀行口座に預けあるものを返したく、何度も携帯に連絡してみても留守電になっていて折り返しの連絡もありませんので、それも不思議でたまりませんでした。
年末に主人が実家に行きましたが、両親は不在、持ってきたクリスマスプレゼント等は受け取らない、新年の挨拶は家族だけでしたいので来ないでほしいと言われて帰ってきました。また年が変わってからお年賀を宅急便にて弟宛に送ったところ到着やお礼の返答もなく、父の留守電に留守電に一方的に新年の挨拶をしても折り返しの電話ははありませんでした。
そして今月11日の消印の内容証明郵便物が父の弁護士という女性から私宛に送られてきて更に驚きました。私に預けてある2000万円を2週間以内に返還しない場合は法的措置を執るとの文面でした。
実家を訪ねるとやはり両親は不在で、弟夫婦は私の介護は両親には納得のいくものではないので会いたくないとのこと、また今後の事は弁護士に一任してあるので説明はできないとの返事で更に更に驚いて帰ってきました。
父は私への返還依頼が直接無いところに、両親がが帰宅後唐突に弁護士を通じて預入金の返還を求めるような行動には父母は介護状態で判断能力、記憶能力、現状把握能力等に問題がある可能性があるか、あるいは私の介護状況が最初の段階で弟夫婦に思わしく感じないしこりがあったと考えます。
今後そのような介護状態の通知人や弟達からのトラブルを回避する為に今は一刻も早くお金を返して一切のトラブルや訴訟を起こしてもらいたくない気持ちでいます。
どのような形で相手の弁護士さんに話をすればよろしいのでしょうか?
(質問no.321 お名前:原さん 千葉県)
内容証明にて返金する旨の回答書を送ります。
原さん、はじめまして。サイト管理人の北条たかとです。
どのような形で相手の弁護士さんに話をすればよろしいのでしょうか?
内容証明で来ているので、こちらも返金する旨の回答書を内容証明郵便で送付しましょう。(内容証明は文面が証拠として残りますので、返金する旨の意思がある事を証拠として残せるからです)
尚、相手方の弁護士がついており、対象となっている金額も高額な為、恐らく本当に法的措置を前提としていると思われます。ですので、一般的にはそうした場合、こちら側も弁護士に依頼して回答するのをお勧め致します。
今後の事は弁護士に一任してあるので説明はできないとの
特に相手方が親族であるにもかかわらず、弁護士を入れて通知しているという事は、直接的なやり取りは一切希望していない事の現われですので、そうした意味でも弁護士さんに依頼をした方が良いでしょう。
一切のトラブルや訴訟を起こしてもらいたくない気持ちでいます。
今後のトラブルを回避する意味でも、リーガルチェックを兼ねての意味でも弁護士さんに一任するのが良いのですが、経済的な問題を始めとして、弁護士さんに依頼できない、又は依頼したくない等の事情がある場合は、早急に一般の文例集を参考の上、返金する旨の内容証明を作成、送付し、相手方の弁護士さんと具体的な返金の手順を確認していく流れになります。