勤務先の会社が経常赤字となり、社長から「自主的に給与カットを申し出ろ」と強制されています。
従業員60人の非上場企業です。(親会社は持ち株会社で非上場。)事業の内容は貿易商社で、業界は同じですが異なる扱い品で4部に分かれております。会社全体では経常黒字で自己資本比率も悪くはありません。
私の所属する部は数年振りにこの上期に6千万の経常赤字となりました。他の3部は黒字です。他の3分も過去に数千万単位で赤字を出したことがあります。
先日社長より今回赤字となった部の管理職全員(4名)に「各管理職が赤字の責任を取り反省を表す為に、自主的に給与カットを申し出ろ。5%半年間。さもなくば降格させて結果大きく減給させてやる。」と話がありました。
力関係でどうすることも出来ず、5%カットの選択肢しかありません。これはパワハラ・脅迫とも思われるので、後日の訴訟も念頭において対処しなくてはいけないと考えます。
但し、「自主的」であったという事実を残すと訴訟時に不利になると思います。どう対処したらよいでしょうか?
因みに、私の在職25年で当社内で赤字の部隊でこのようなことはありませんでした。
補足;当社は管理職の昇給・減給・賞与は会社(人事)で決めた評価テーブルがあり、実績によって評価されるルールになってます。前期の結果はそれにより既に各自に反映されております。今回の件は、更に自主的に減給を申し出ろというものです。
(質問no.209 お名前:池野さん 東京都 労働・セクハラ・パワハラカテゴリ)
当サイトからの回答
法的措置を考えているなら、大小問わず証拠集めを。
池野さん、はじめまして。サイト管理人の北条たかとと申します。
>主的に給与カットを申し出ろ。5%半年間。さもなくば降格させて結果大きく減給
>但し、「自主的」であったという事実を残すと訴訟時に不利になると思います
「自主的に」と社長が強制した事(社長から強制された事)を証明する事がポイントでしょう。
その為、会話の録音テープ、文書、メール等、大小問わず、証拠になりそうなものは全て保管しておきましょう。(とりあえず集めておいて、証拠として使えるかどうかの精査は弁護士さんに任せれば良いのです)
>これはパワハラ・脅迫とも思われるので、
頂いた文面だけで判断するならば、脅迫には該当しないと考えられますが、パワーハラスメントに該当する可能性は高いです。しかし、いずれにせよそれを公にして何らかの措置を講じる為には証拠が必要不可欠です。
>力関係でどうすることも出来ず、5%カットの選択肢しかありません
>後日の訴訟も念頭において対処しなくてはいけないと
給与カットすらも(という言い方は失礼ですが)力関係でどうする事もできないのであれば、訴訟を念頭に入れるというよりは、訴訟を既定路線として考えておいた方が証拠も集めやすいでしょう。
その為、証拠集めは池野さんをはじめとする当事者にしかできませんが、それ以外の部分は今の段階から弁護士さんに相談をして進めていくのがベストであると考えられます。
ただし、頂いた文面からは不明ですが、結局何をお望みなのかが分かりません。給与カットの撤回なのか、不法行為として慰謝料請求したいのか等、何を望んでいるかによって執るべき方法は変わってきますから、その点も含めて弁護士にさんに相談されるのが良いでしょう。
>どう対処したらよいでしょうか?
既述の通り、給与カットそのものに焦点を当てるのではなく、「自主的な給与カットの強制」がポイントです。「自主的の強制」を証明できるかどうか、その為の証拠をどれだけ集められるかどうかにかかってくるでしょう。
回答者 : サイト管理人 北条たかと この回答者の詳細はこちらをクリック