私にスプレーを噴霧した人物にどのような責任を取らせ、その為にはどのような手続きが必要でしょうか?
はじめましてこんにちわ。私は殺陣を生業としている役者です。
昨夜地方から東京へと帰還するロケバスの中でささやかな宴会が開かれました。
アルコールを受け付けないわたしは輪の外にいたのですが、とある人物がいきなり私にむかって口臭予防スプレーを噴霧しました。悪ふざけとは思いますが、不可抗力などではなく意思を持って吹き付けました。
スプレーは目に入り、まぶたは腫れ、痛みと異物感、視力低下(当時はまったく目を開けることができませんでした)の自覚症状があります。
なお眼科へは、一夜明けた現在も症状が続くことで緊急性を感じ、ようやく診察の予約をとったところで、どういった障害が出ているのかはまだわかっていません。が、このまま視力が戻らなければ役者を続けることは困難と感じます。
その人物は、周囲に促されて謝罪にきましたが、その場でふざけたために反省は感じられず和解の機会は失われたと思っております。
今後の仕事のことも含め、相手方にどういった責任をとらせ、またそれにはどういった手続きが必要なのかをお教えくださいますようお願いいたします。
(質問no.102 お名前:小口さん 東京都 近隣トラブルカテゴリ)
当サイトからの回答
法的には刑事告訴と損害賠償請求が考えられます。
小口さん、はじめまして。サイト管理人の北条たかとです。
>スプレーは目に入り、まぶたは腫れ、痛みと異物感、視力低下
>診察の予約をとったところで、どういった障害が出ているのかはまだわかっていません
診断書を貰って下さい。
その上で、民事的には、障害が残れば、その後遺傷害分の損害賠償請求をしたり(仮に後遺傷害が出なくとも、現在の傷害分の請求は勿論できます)、怪我を負わされた事によって、傷害罪で刑事告訴をする事が考えられます。
>謝罪にきましたが、その場でふざけたために反省は感じられず
謝罪を受け入れるかどうかも小口さんの判断ですので、受け入れられない場合は法的な措置を執るという手段になります。
>今後の仕事のことも含め、
役者さんの仕事の事は法的な部分ではないので分かりませんが、今回の事で眼に障害が発生し、後遺障害の認定が出た場合に改めて検討する事柄だと考えます。
>またそれにはどういった手続きが必要なのかを
賠償請求に関しては、幾つか方法があります。
一番簡単なものとしては相手方に内容証明郵便を送付して請求する方法。(これはご自身で作成しても良いですし、法律専門家に依頼して代理人として作成してもらう事もできます)
もう1つは訴訟を提起する方法です。
ただし、今回のケースの場合、後遺障害の点等も含め、ご自身で行うと言うよりは、法律専門家(できれば弁護士)に依頼して手続きを代理して行ってもらう方が良いと考えます。
刑事告訴を検討する場合も、障害の程度にもよりますが、法律専門家に告訴状を作成してもらい、諸々の手続きを代理してもらう方が良いでしょう。
回答者 : サイト管理人 北条たかと この回答者の詳細はこちらをクリック