借金整理手続き編・弁護士の平均費用、報酬の統計グラフ
このグラフは借金整理手続きの中でもオーソドックスな、任意整理手続き(利息を業者が定めたものでなく。法律で定めた法的利息で計算しなおすやり方)や、どうやっても借金が返せず、財産状態が破綻している場合に執る自己破産手続き(この手続きにより免責を得れば借金がなくなります)を解説します。
任意整理の相談、依頼のケース
任意整理とは?
任意整理とは、高い利息を利息制限法で定めている法定利息まで引き下げて借金の総額を計算しなおして借金を整理するやり方です。
借金整理手続きの中では最もオーソドックスなものであり、弁護士は勿論、司法書士等の法律家もまずはこの手続きによる借金整理方法を検討します。(ただし、こうした検討をせずにやたらと自己破産を進めてくる悪質な法律家も存在します)
任意整理手続きの着手金報酬金に特徴的なのは、相談料金や着手金が無料の所が多い事です。これは、借金問題が相談だけでは解決しない問題である事や、金融業者相手に素人が中々手続きを執れない事から、こうした部分を無料にしても収益に問題は無いという経営的な算段が大きく働いていると言えます。
任意整理を弁護士に依頼する場合の着手金
料金の統計内訳
¥200,000・・・・・・・・・・・51%
¥300,000・・・・・・・・・・・28%
¥100,000・・・・・・・・・・・16%
¥500,000・・・・・・・・・・・4%
¥その他・・・・・・・・・・・・・・・2%
着手金を取るケースと、着手金¥0のケースが二分した形になりました。これは、手続きを行うに際して、着手金は取るけれど、整理が完了した場合の報酬金は要らないよというケースや、着手金は要らないけど、整理が完了した場合に1社あたり幾らという形で報酬金を貰うよ、というスタイルが二分している為と思われます。
任意整理を弁護士に依頼する場合の報酬金
料金の統計内訳
¥0・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33%
¥200,000・・・・・・・・・・・・・31%
¥100,000・・・・・・・・・・・・・20%
¥300,000・・・・・・・・・・・・・8%
¥50,000・・・・・・・・・・・・・・・8%
¥その他・・・・・・・・・・・・・・・・・2%
着手金の項でも解説しましたが、着手金を取る派と、着手金を取らない代わりに成功報酬という形で1社幾らという金員を取る事務所の経営スタイルが反映された形となっている事がわかります。
自己破産の相談、依頼のケース
自己破産とは?
彦破産は、上記任意整理手続きを行っても到底借金が減らない、若しくは借金が多すぎて破綻状態に陥っている場合に検討する借金整理法法です。
この手続きで免責を得れば借金を返済する義務がなくなる為、一般的にも良く知られている手続きです。
ただし、借金の内容によっては免責が降りないとか、手続き自体も素人には難しい点が多くあり、弁護士、司法書士に頼む人間が多いです。(尚、同じ自己破産でも弁護士に依頼した場合と、司法書士に依頼した場合では、違う点があります。ですので、このグラフでは弁護士に依頼した場合を解説します)
自己破産を弁護士に依頼する場合の着手金
料金の統計内訳
¥300,000・・・・・・・・・・・・・52%
¥200,000・・・・・・・・・・・・・36%
¥100,000・・・・・・・・・・・・・7%
¥400,000・・・・・・・・・・・・・2%
¥その他・・・・・・・・・・・・・・・・・2%
自己破産を弁護士に依頼する場合の報酬金
料金の統計内訳
¥0・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・67%
¥200,000・・・・・・・・・・・・・15%
¥100,000・・・・・・・・・・・・・13%
¥300,000・・・・・・・・・・・・・4%
¥その他・・・・・・・・・・・・・・・・・2%
¥400,000・・・・・・・・・・・・・1%