弟が行った、母の不動産に対する所有権移転登記を取り消す事はできないでしょうか?




相談内容 現在94歳の母の土地建物の移転登記について。

私は64歳、弟は62歳、母(要介護5で一時施設に入所中)です。父と母は離婚し、母は4年前まで一人暮らしをしていました。

弟は定職に就かず30年くらい前より、庭続きの母が持っているアパートに暮らし母が養ってきました。4年前に母がくも膜下で倒れ入院すると私に暴力をふるい、母関係の書類一切を取り上げられました。

母は弟を信じていなかったので、自宅の鍵は私が預かっていましたが、退院後は自宅に戻り弟が介護することになり、それ以後実家に行けなくなりました。

今年になり、実家の登記事項証明書を取ったところ、母の不動産全てが、弟と見知らぬ女性に移動していました。母は字を書くことはもちろん、食事も介助がなければ食べられません。

母が見知らぬ女性に生前贈与するとは考えられないので、せめてこの登記だけでも取り消すことはできないでしょうか。よろしくお願いします。

(質問no.438 12.04/09 お名前:涌井さん 神奈川県)




弁護士、認定司法書士へ依頼の上で対処を。

涌井さん、はじめまして、無料法律相談ネット・サイト管理人の北条たかとと申します。

母の不動産全てが、弟と見知らぬ女性に移動していました。

母が見知らぬ女性に生前贈与するとは考えられないので、

とは言え、100%そういった事があり得ないという事は言えません。(少なくとも、頂いた文面からでは断言できません)

実際、涌井さんとしては考えられないのかもしれませんが、現実問題として贈与があった可能性も否定はできないでしょう。

ですので、まず実際に何があったのかを当事者に確認する必要があるでしょう。その為、司法書士等の法律専門家に依頼し、内容証明郵便を使って状況を尋ねる事が必要です。

その上で、状況に応じた対処が必要と思われます。

(その状況により、取り消しまたは無効を争うケースもあるでしょう)