子供の出産費や養育費はどれ位請求できますか?相手は高校1年生なので結婚はさせません。




子供の出産費や養育費はどれ位請求できますか?

相手は高校1年生なので結婚はさせません。

(質問no.296 お名前:小松原さん 神奈川県)




出産費用は半額、養育費に関しては年収等とのバランスです。

小松原さん、はじめまして。当サイト管理人の北条たかとと申します。

>子供の出産費

出産費用に関しては明確な規定がある訳ではありませんが、どちらか一方ではなく2人の事ですので、半額程度を請求できるとされています。

養育費はどれ位請求できますか?

養育費に関しては、ハッキリ言えばケースバイケースですが、裁判所がある程度の指針となる額を公表していますので、それを参考にされると良いでしょう。

この表は、養育費の支払い義務者の年収、職業(給与所得者か、自営業かの区分)、子供の年齢、子供の親権者(子供を引き取って育てる側)の年収、職業の区分で額を算出できるようになっています。

一例をあげますと、年収300万円のサラリーマンの場合、子供の年齢が0歳~14歳までの期間で、親権者(子供を引き取り育てる側)も同程度の給与所得者である場合、統計上は1~2万円との判断になります。(ただし、実際に表を見ていただければ分かりますが、2~4万円の区分とギリギリの境界ですので、3万円程度と判断される可能性もあるでしょう)

尚、これは絶対的な数字ではなく、あくまでも統計的な指針ですので、個々の状況に合わせて増減しますし、現実問題として無い袖は振れないという事も多くあります。

ですから、実務的には一般的なサラリーマンである場合、3~5万円程度(実務的にはこれらが平均的な額としてよく提示されます)の金額の中で支払い義務者の状況に合わせて払ってもらえる額を決めるケースが多いでしょう。

参考ページ http://www.courts.go.jp/tokyo-f/saiban/tetuzuki/youikuhi_santei_hyou.html

相手は高校1年生なので

既述の通り、現実的に収入が無い場合は取りようがありません。統計で見ても、アルバイト程度の年収100万円レベルですと0~1万円の範囲に納まってしまう場合が殆どです。

特に未成年の場合、子供の親が就職してある程度の収入を得られる様になるまで、双方の親御さん(生まれてくる子供の祖父母)との話し合いで、相互援助していくケースも多いです。