私の父が事業に使用していた倉庫の解体費用を、共同経営者の相続人に負担させる事はできますか?




私の実家はかつて父とその直ぐ上の伯父が2人で建材店を50年余、経営していました。父が4年前に亡くなり、伯父も3年前に亡くなり、建材店は廃業しました。

その後、空き家となっていた実家(店舗併用住宅)を解体しましたが、倉庫がまだ残っています。その解体を計画していますが、解体費用の負担についてご相談です。

建材店は伯父の個人名義で青色申告をして事業を継続していました。(実質的には父は共同経営者ですが、税務申告上は使用人となっていました。)

倉庫は未登記で底地は父の名義になっています。(相続登記は未だしていません。)(倉庫内には資材が少し残っています。)

倉庫は長年、事業に供する目的で使用していましたので、その解体費用を伯父の相続人である息子に負担してもらうことは出来るでしょうか。

今年の冬に大雪があり、隣家から落雪危険のクレームがあり、雪下し作業を私が費用負担して行いました。(この時は、緊急事態だったため、首都圏在住の伯父の息子に頼むわけに行かず、当方で行いました。)

このように倉庫が老朽化して危険なため、解体は避けられない状況です。

法律上、どのように対応すれば良いのか、ご教示願います。

(質問no.559 12.06/20 お名前:山西さん 北海道)




原則としては所有者が行うべき部分です。

山西さん、はじめまして。無料法律相談ネット・サイト管理人の北条たかとと申します。

法律上、どのように対応すれば良いのか、

原則で言えば、登記簿上の建物の所有者が責任を持って行うべきです。

この点、登記が為されていないとの事ですが、実際に相続は発生している訳ですから、その負担の割合に応じて当事者間での話し合いという形になるでしょう。

伯父の相続人である息子に負担してもらうことは出来るでしょうか。

この方が相続を単純承認しており、当該倉庫がその方の所有物になっているかどうかです。山西さんが当該倉庫を相続されているといった事情がある場合は、負担を求める事はできません。

倉庫は未登記

まずは、実際誰の所有になっているのかの確認をする必要があるでしょう。