交通費の支給を間違え、労働者から労働基準監督署に訴えると言われています。どうなりますか?
派遣会社で勤務しています。先月、従業員さんの交通費の支給額を誤って金額不足で支給してしまいました。
従業員さんから指摘があり発覚しました。支払ってほしいという内容に、会社としては連絡のあった当日に謝罪し『即日現金で用意してお渡しできる準備がある』という旨を伝えました。(金額にして3000円です)
現在もこの方は就業先で勤務をしています。
ただ、この内容で納得していただくことができず労働基準監督署に訴えるの一点張りの状況です。
労働基準監督署も地域によりご判断がまちまちなのですが、給与の間違えを会社は認めており、即日修正し支払も可能と伝えている状況で労基に訴えることで、支払額が増えたりするのでしょうか?
労基に訴えることで内容がどう変化するのか、お恥ずかしいですがわからない状況です。
教えていただけないでしょうか?
(質問no.520 12.05/25 お名前:山田さん 東京都 労働・セクハラ・パワハラカテゴリ)

当サイトからの回答
特に問題ないと考えます。
山田さん、はじめまして。無料法律相談ネット・サイト管理人の北条たかとです。
>即日修正し支払も可能と伝えている状況で労基に訴えることで、支払額が増えたりするのでしょうか?
>(金額にして3000円です)
今回の場合、労働基準法を始めとする各種法令違反と言う訳ではなく、単純な事務処理ミスであり、金額的な観点や、既に修正も済ませているとの事ですので、特に問題はないと考えます。
>会社としては連絡のあった当日に謝罪し『即日現金で用意してお渡しできる準備がある』という旨を
対応として、少なくとも法律上はこれで問題ありません。給与は取立債務と言って、労働者側が会社に取りに来るのが法律上の原則だからです。(ただし、就業規則等で定めがある場合は別です)
>労働基準監督署に訴えるの一点張りの状況です。
>労基に訴えることで内容がどう変化するのか、
内容は変わりません。どうしても相手が労働基準監督署に通報すると言うのであれば、それを会社側からストップする事はそもそもできませんが、既述の通り事務処理ミスの事案で、労働基準監督署としても特に対応すべきポイントがないでしょう。
回答者 : サイト管理人 北条たかと この回答者の詳細はこちらをクリック