3歳の娘ともうすぐ5歳になる息子をもつ母です。離婚を考えていますが、親権を取れるか不安です。
3歳の娘ともうすぐ5歳になる息子をもつ母です。離婚を考えていますが、2人の親権を取れるか不安で切り出せずにいます。
離婚を決意したきっかけは3.11の震災後の原発事故です。
私は子供たちを守りたい一心でしたし、それが私の最優先すべきことだと考え、1か月半関西へ母子避難しました。
しかし、夫は3年前に自営業となり、今は小さいながらも会社社長として社員を3人かかえていたので「動けない」と東京に残りました。会社は飲食業で、私も平日は1店舗任されていました。
避難中はその店舗は休業する日が多く、当然家の仕事もできません。
子供とも離れていましたし、夫には不便な思いをさせて申し訳ないとは思っていました。でも、理解してくれていると思ってました。しかし、放射能の影響を甘くみていた夫には「妻の自分を顧みない軽率な行動」と映っていたようです。
東京に帰ってから「お前がいない分俺がそれまで以上に働かなければならなかった」「なのに夜中帰ってから洗濯もしなきゃならない」「自分の食事も適当にならざるをえなかった」というような事を言われ、「実家で『今回の事、はっきり言って俺は納得してない』って言ったよ」「お前の親は正直なとこどう思ってんだ?」「お前は深瀬家の嫁なんだ」ということを言われました。
私は結婚前、夫の部下でした。夫を尊敬していましたし、夫の言うことに従っていれば間違いないと思ってました。だからこの時も、あぁ私がいけなかったんだと、一度は思いました。
しかし、後から、やっぱり私だって間違ってなかったと思い直しました。
どんなに自分が大変だったとしても、「少しでも子供を守れたなら良かった」と考えてくれても良かったんじゃないかと。自分が納得してないにしろ、義父母には「子供のためだから」と説明してほしかった。
でも、もうそれ以上、夫とこの話をしても無駄だと思ったし、したくありませんでした。
思い返せば、私は夫の抑圧的な言動に、おびえながら、言いたいことも言えずにきた気がします。何かを言うときは緊張して泣いてしまうことも多々ありました。
「結婚前からの上司と部下という関係が今も続いてるよね」と知人からも兄からも言われ、その通りだと感じています。 この先何十年とこの環境で生きていくことが辛いと思うようになりました。
よく「子供のために我慢」とも聞きますが、子供のためを考えればこそ、この夫と育てていくことは良くないのではと考えるようにもなりました。
夫は上の息子に対してあたりがキツイです。しっかりしてるようでもまだ4歳。「お前性格悪いんだよ」とか「お前がいるとつまんねーんだよ」なんて言うべきではないと思います。
私が口をはさむと「お前がそういうこと言うから俺が悪者みたいになってこいつがわかんないんだろ」などと言ってきます。そして明らかな娘びいき。
私は自分の子供たちに、こんな言葉を聞かせたくありません。
そこで離婚は少しでも早くしたいと思うのですが、子供たち、特に娘は夫が手放さないと言うのではないかと不安で切り出せません。
私は就職経験はありません。資格もありません。両親は62歳で健在です。
親権をとるために今すべきことはありますか? どうすれば親権がとりやすくなりますか?
ご回答よろしくお願いします。
(質問no.126 お名前:深瀬さん 東京都 離婚・不倫の法律相談カテゴリ)

当サイトからの回答
現状では判断できない点もありますが、養育に問題が無ければ原則的には母親です。
深瀬さん、はじめまして。サイト管理人の北条たかとです。
>1か月半関西へ母子避難しました。
>避難中はその店舗は休業する日が多く、当然家の仕事もできません。
>放射能の影響を甘くみていた夫には
現状では、この点を判断する事ができません。
国の基準では、放射能の影響による非難区域は限定的であり、その基準に準じるならば、非難には正当な理由が無いと判断されてしまうかもしれません。
離婚に至る場合、有責(どちらに離婚に理由があるか)の有無によって慰謝料の支払い等の条件が変わってくるので、仮に離婚が成立する場合でも、この点が問題になれば条件としては悪くなるでしょう。
>私は夫の抑圧的な言動に、おびえながら、言いたいことも言えずにきた気がします
>夫は上の息子に対してあたりがキツイです。
>お前性格悪いんだよ」とか「お前がいるとつまんねーんだよ」なんて言うべきではないと思います。
>そして明らかな娘びいき。
ですので、日常的な相手方のこうした言動が「婚姻を継続しがたい重大な事由」に該当するとして離婚を主張していくのが良いでしょう。
婚姻を継続しがたい重大な事由とは、個々のケースにより判断していく事なのですが、原則的には以下のようなものが該当します。
- 性格の不一致
- 暴言・暴力
- 配偶者との親族との不和
- 性的以上
- 勤労意欲の欠如
>子供たち、特に娘は夫が手放さないと言うのではないかと不安で切り出せません。
離婚は当事者間の話し合いで決まらなければ、調停、裁判という流れで進んでいきます。そして、離婚の有責と、子供の親権は基本的には(子供の養育に関係が無ければ)別問題として決まります。
原則論で言えば、小さな子供の場合の親権は、母親に問題が無ければ母親に行くケースは多いです。
>私は就職経験はありません。資格もありません。両親は62歳で健在です。
>1か月半関西へ母子避難しました。
子供の養育に関して問題があるかどうかが大きなポイントです。今後も、避難する生活を続ける事がある場合は(それに関して既述の通りですが)正当な行動であると判断されるかどうかにかかってくるでしょう。
>どうすれば親権がとりやすくなりますか?
親権を取るためのテクニックと言うものは残念ながらありません。親権はあくまでも、子供が健全に生育できるかどうかの為のものだからです。
一般的には、親権は、親の性格や精神状態、財産状況(仕事内容)、居住環境、養育にかけられる時間(時間が無い場合の協力者の有無)等を総合的に判断して決められます。
これらの事柄に特に問題が無い場合は、母親に行く事が多く(10歳未満は特にその傾向は強いです)、裁判所の統計では8割が母親が親権者になっています。
とは言え、個々の事情も絡んできますので、実際には争ってみないと分からないのが正直なところです。
ですので、ご不安であるならば、離婚協議の段階から弁護士等の法律専門家にアドバイスを受け、恐らく、調停にまで行くと思われますので、その際にもアドバイスを受けたり依頼したりできるよう、体制を整えておくのが良いでしょう。
回答者 : サイト管理人 北条たかと この回答者の詳細はこちらをクリック