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自筆遺言状の他に公正証書遺言があるかどうか調べる方法はあるのでしょうか?


私Yは、母Tの相続問題について弁護士費用などもなく困っていると相談されたので、自分でいろいろと調べて母と協力して少しずつ進めています。

一人ではどうしても行き詰ってしまってどうしたらいいかわからないので相談させてください。

私の母Tと内縁関係にあった男性Aが去年6月に死亡。男性は母の従兄弟にあたる人で、それぞれ離婚歴があり子供もいるため、籍は入れずに内縁関係を保っていた。

二人は一緒に生活して12年以上で、男性Aにはそれ以前から持病があり、そのため職にもつけず親の遺産や株式などで生活していた様子。

ここ3年に至っては遺産もすべて使い尽くし、クレジットカードでの借入や周囲の人からの借金にて生活。また、たびたび入退院を繰り返しており、介護や看病などがあるため母Tは職にもつけずにいた。

「自分が死んだら保険金で全て返すから」ということで、医療費・生活費などを私たちが立て替えている。金額は少なく見積もっても4名から医療費が約100万、生活費など約300万である。

身内ということで特に借用書などは作っておらず、現金手渡しのため振込記録などもない。調べれば銀行口座などから引き出した記録はあるかもしれないが、男性に渡したという証拠はない。医療費については過去3年分はとりあえず保管しているが、これについても建て替えたという証拠がない。

死後まもなく、自宅から自筆遺言状が発見され、検認を受ける。遺言執行人は指定されていないが、書式などはすべて条件を満たしており有効な遺言状である。

男性Aの遺産として、自宅不動産(約330万相当)、車(ローン残高約64万)、有価証券(価値不明)、死亡保険金など(約1200万)がある。

遺言の内容としては、男性A名義の自宅不動産(約330万相当)は母Tへ遺すこと。保険金(約1200万)で借金(580万+α)をすべて返済し、残った現金の3分の2を前々妻Kへ遺し、3分の1を母Tへ遺すことが書かれていた。

男性Aの法定相続人は、前々妻との間の長男Sの一人のみ。男性Aと長男Sは疎遠であったため連絡先がわからず、葬儀は母Tが喪主を務め、長男Sには葬儀後にやっと連絡がついた。

長男Sと前々妻とは四十九日の前に一度話し合いの場を設けた。その席で私たちからの借金があることも伝えた。その時は、長男Sは遺言状の内容にも納得し、自宅も住み続けるなら住んでもらって構わないし、車も必要であれば使ってもらって構わない、今のところ遺留分の請求をするつもりはないと言っていた。

しかし、それ以降の法事や納骨なども一切参加も協力もせず、保険金が支払われた頃より連絡すらつかない状態となり、すべて母Tまかせとなっている。母Tは、3回忌までは自分がちゃんとやるけど墓の管理や男性Aの親の仏壇などもありそれ以降はできないという考えである。

保険金は受取人が指定されていなかったため相続人である長男Sへ支払われた。そこからクレジットや銀行の借入や車のローンなど合計約580万をすでに返済済みである。

私たちは、長男Sへ男性Aの医療費100万と生活費の半分150万、葬儀費用50万、法事・納骨費用など50万、合計350万を請求するが一切支払わない。

その後、11月末に長男Sと前々妻Kは遺言状の内容に関する協議をKの再婚相手の男性Bへ委任する。

前々妻Kと男性Bはとにかくお金が欲しいようで、12月頃には車はやはり売りたいので、使いたければ保険金から支払ったローン残高分を母Tの受取る分配金から差し引くことで譲り渡すというので、それを承諾する。(正式な書類などはなし)

この時点でも遺留分を請求するつもりはない、不動産の移転登記などを進めるようにと言っていたので、私は不動産と車の移転登記の必要書類などを調べて、1月中旬ごろに長男Sへ手紙を送付した。

すると男性Bより電話があり、移転登記がなぜ共同登記なのかなど質問され(遺言執行人が指定されていないためです)、さらに葬式費用などは支払わない、クレジット・銀行以外の借金はすべて認めず支払わない、母Tの現金分配分から車のローン残高を差し引きした残り約130万を長男Sの遺留分として引き換えにする代わりに遺留分請求はしないことにすると言ってきた。

ちょうどそのしばらく後の3月ごろに、母Tの兄が亡くなり、また私の嫁ぎ先の方でも葬儀があったりで、なかなか母Tと話し合いするヒマがなかった。

4月末ごろに男性Bから母Tへ電話があり、遺留分との引き換えについて同意できないのであれば遺留分減殺請求を行使すると言ってきた。

それと並行し、長男Sより母Tへ遺留分減殺請求について電話で話していた内容を書いた手紙が届く。

そして、私にも男性Bより電話で連絡があり、同意についての書類を母Tへ送るのでどうするか相談して決めるようにと言われる。

私は、母の兄の四十九日などで多忙なので留守かもしれないし、受け取ってもすぐにはどうにもできないかもしれないと伝える。

また、手元にお金がなく納骨もできない状態なのだから最小限でも身内から借金してやった葬儀の費用や法事費用などを支払うように伝えるが、長男Sと直接相談してくれと言われる。

また、同意するのであれば先日の遺留分減殺請求の手紙を正式なものとするので、改めて配達証明は送らないと言われる。(これは正式に遺留分減殺請求をされたということでしょうか?)

5/7、長男Sより母Tへ(たぶん配達証明)書類が届く。それは、母Tが押印するだけでいいように作られた同意書と長男Sが遺留分を放棄についての書類の見本が入っており、さらに補足として母Tの同意書を受け取ったら長男Sの遺留分放棄の書類に押印した原本を送る、同意書は5/15までに長男Sへ到着するようにとされていた。


長くなってしまいましたが、以上がこれまでのおおまかな流れとなります。

それ以外にも、なぜか印鑑を送るように言われたり(母が送ってしまいすぐに取り返しましたが)、お墓の管理などについてどうするのか聞いてもまったく返答がなかったりです。

長男Sは話をしても曖昧な感じですし、今では電話にも出ず一方的に手紙を送る以外連絡がとれません。前々妻Kはなぜか死亡したことをすぐに知らせなかったと何度も言うし、(死亡後5日後に連絡)何度も同じことを話しているのに理解してもらえず話にならないような感じです。

男性Bは市役所に勤めていた方だそうで、そのせいかいつもとても高圧的な感じで、耳が聞こえにくい母をいつもバカにしたような話し方ですし、長男Sと前々妻Kとの話し合いにもついて来ていて、無断で自宅の内外の写真を撮りまくったりととても不快な気分にさせられています。

男性Aは、自身も親の相続でとても揉めたようなのですが、それならなぜ遺留分を無視した遺贈にしたのか?なぜ長男Sには特に何も遺さないのに、前々妻に遺贈をするのか?私たちにはまったくわかりません。

もしかしてこれは自筆遺言状の他に公正遺言状がどこかにあったりするのでしょうか?その場合、母Tや私が公証役場で照会できるのでしょうか?

また、口約束での借金でも有効であると調べた中にありましたが、私たちが貸したお金(男性Aの医療費と生活費の半分)は正式な借金として長男Sが受け取った保険金から支払ってもらうことはできないでしょうか?

長男Sも前々妻Kも、男性Aが持病があったことは知っています。クレジットや銀行関係の借金からみても働いていなかった人が高額の医療費や生活費をちゃんと支払っていたとは考えにくいとおもいます。

なのに、医療費や生活費にかかったお金は認めず、葬儀費用さえ一切支払わないのはおかしいと思います。

車についても、母Tは一緒に暮らすのに2台も必要ないからと数年前に自分の所有していた車を処分しました。今ある車は男性Aの名義で、主に母Tが男性Aを通院するのに送迎するために最近買い換えたばかりの車です。

このような状況でなぜローンが通ったのかわかりませんが、昔は結構お金持ちだったせいで信用があったのでしょうか?また、母Tが直接出資していたかわかりませんが、ローンの支払いは入院給付金や私たちが貸したお金などでなんとかやっていたのではないかと思います。

母Tも私も、相手方がコロコロと意見を変えていることや、長男Sの話と男性Bの話で相違点があること、次から次へとどんどん要求がアップしていっていることなどいい人そうに見えたのは最初だけで今では不信感だらけです。

母も葬儀代分を返してもらってあとは遺言状通りにしてもらえれば私たちの分の借金はなんとか諦めてもらおうというような気持ちだったらしいですが、今はとても怒っていてこうなったら慰謝料でも損害賠償でも訴訟でも取れる分は取ってやろうという気持ちだそうです。(本気でそこまでやるつもりかはわかりませんが・・・)

私としても、母には不動産が、長男や前々妻には現金が遺るのに、私たちには借金だけが残ることがとても納得がいきません。なんとかして取り返したいと思っています。

このような場合は、どういった手段がありますでしょうか?また、その手段を行使するのを依頼した場合や、今回の場合のような件の解決を依頼した場合の費用などはだいたいどのくらいかかりますでしょうか?

130万を遺留分と引き換えにする話でも、男性Bは「実際のところお金は長男Sが持っているのであるから引き換えも何もない」「1円も支払うつもりはない」と言われました。つくづく金の亡者なのだと思えました。

またこの話については本当に妥当な内容でしょうか?同意するしかないのでしょうか?あとからまた何かにつけて言ってきそうに思えて仕方ありません。

相手方も遺留分請求の期日が迫っているので焦っているようですがこちらとしても納得のいく内容でなければ同意したくありません。

お忙しいところ大変申し訳ありませんが、どうか私たちにお知恵をお貸しください。

気持ちが高ぶっていてまとまりのない読みにくい文章ですが、どうぞよろしくお願い致します。

(質問no.488 12.05/11 お名前:鈴木さん 茨城県  遺言・相続カテゴリ


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当サイトからの回答

当サイトからの回答
遺言書検索は相続人やその代理人しか行えません。



鈴木さん、はじめまして。無料法律相談ネット・サイト管理人の北条たかとと申します。


>自筆遺言状の他に公正遺言状がどこかにあったりするのでしょうか?
>母Tや私が公証役場で照会できるのでしょうか?

公正証書遺言が存在するかどうか、最寄りの公証役場で調べる事は出来ます。これを遺言検索と言いますが、この手続きを請求できるのは相続人及びその代理人となります。


>正式な借金として長男Sが受け取った保険金から支払ってもらうことはできないでしょうか?
>借用書などは作っておらず、現金手渡しのため振込記録などもない。

実務的にはお金の貸し借りがあったという証拠が無ければ請求は難しいでしょう。


>先日の遺留分減殺請求の手紙を正式なものとするので、改めて配達証明は送らないと言われる。(これは正式
>に遺留分減殺請求をされたということでしょうか?)
>遺留分との引き換えについて同意できないのであれば遺留分減殺請求を行使すると言ってきた。

相手方がそうだと言っているのであればそうです。

と言うのは、遺留分減殺請求を行うに当たり、特に決まった様式の手続きは必要なく、意思表示のみでも構わないからです。又、遺留分減殺請求は遺留分を請求される側の同意は必要無い為、相手が請求してくるか否かという部分だけがポイントです。


>葬儀費用さえ一切支払わないのはおかしいと思います。

葬儀費用に関しては、誰が負担すべきか法律上の規定はありませんので、香典から支払ったり、当事者間での取り決めによって負担の割合を決める事になります。

ですので、誰かが全額負担という考えは確かにおかしいと言わざるを得ません。


>慰謝料でも損害賠償でも訴訟でも取れる分は取ってやろうという気持ちだそうです。

残念ですが、客観的に見た場合、頂いた事案は単純な遺産相続の揉め事であり、慰謝料が発生するようなケースではないと考えます。

勿論、どうしても気持ち的に許せず請求したいというのであれば、請求する事自体はできますが、訴訟になった際にその請求が認められるかという点で、認められる可能性はかなり低いでしょう。


>このような場合は、どういった手段がありますでしょうか?

借金の回収の事を仰っているのであれば、最終的には訴訟を起こすという事になります。ただし、既述の通り、証拠の点で不利な為、認められるかどうかは分かりません。(ハッキリ言えば認められる可能性は低いでしょう)


>費用などはだいたいどのくらいかかりますでしょうか?

これに関しては個々の弁護士事務所により料金体系が違う為、相談の際に個別に聞く必要があります。例えば着手金一つとっても必要ない所と、そこそこかかる所とで全く異なります。


>またこの話については本当に妥当な内容でしょうか?
>同意するしかないのでしょうか?

この話と言うのは遺留分の事でしょうか?そうであるならば、遺留分は最低限の権利である為、請求の権利そのものは妥当であり、請求される側の同意は必要ありません。


>納得のいく内容でなければ同意したくありません。

借金と遺留分の事は引き換えなどではなく、別個の事として処理した方が良いでしょう。

遺留分減殺請求に関しては法律上の権利である以上、相手方の権利行使は止むを得ず、借金は借金として訴訟を起こし、それで認められなかった場合は残念ですが諦める他ありません。

遅々として進まない交渉らしき事で時間をかけても上手く行かない事は今の段階で分かりきっている事ですので、割り切った手続きだけをする事をお勧めします。


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回答者 : サイト管理人 北条たかと  この回答者の詳細はこちらをクリック



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